ホンダカブシリーズって何種類あるの?おすすめは?
2024/06/29
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ホンダの礎を築いたのはスーパーカブです。1952年(昭和22年)「白いタンクに赤いエンジン」のキャッチコピーで自転車の補助エンジンとして発売されたカブF型が大ヒットしました。
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%96#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Cub-f.JPG
戦後、人々の移動手段は自転車が多く使われていました。通勤通学は勿論、配達や営業まわりも自転車で行われていました。
ホンダ創業者のオヤジさんこと本田宗一郎は、ヨーロッパへ視察に出かけ日本にはどんなオートバイが必要なのか調査したのです。イタリアで庶民の足として使われるスクーターやモペットを観たことからオヤジさんは蕎麦屋が、出前で片手運転できるモペットを開発することにしました。
オートマチックのミッション(自動遠心クラッチ)で、エンジンは耐久性のある4スト。スーパーカブの特徴的なレッグシールドは、オヤジさんの奥さんサチ夫人が「エンジンが鶏の臓器みたいで気持ち悪い」という一言で付けられたのでした。
目次
スーパーカブ登場後、カブ型バイクばかりになった!
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%96#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Honda_Super_Cub_with_Okamoti.jpg
1958年(昭和33年)初代スーパーカブ(C100)が、登場します。補助エンジン自転車と上位クラスのスクーターを圧倒して大ヒットとなりました。1958年の販売開始からモデルチェンジを重ね今なお販売され続けるスーパーカブの販売台数は1億台を超えています。
発売されるや大人気となったスーパーカブ。ライバルメーカーからも、カブ型バイクが発売されました。スズキは、バーディ。ヤマハは、メイト。驚くべきことにカワサキから数年限りでしたが、カブ型バイクが発売されています。カワサキは70年代中頃からビジネスバイクから撤退しました。
バーディとメイトは、2ストエンジン搭載でモデル末期には4ストエンジンも搭載されています。それぞれ新聞配達用と郵政仕様が有りました。2000年ごろに最終モデルが出てモデル終了。
スーパーカブの種類
スーパーカブの種類は、大きく分けて3つあります。
ビジネス カブ
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%96#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Postal_SuperCub.jpg
郵政仕様、プレスカブなど業務用に使われるバイク。郵政カブは、漫画「カブ」のリカの愛車でした。排気量は、原付の50㏄から70cc、90㏄、100、125ccと有りました。漫画「カブ」の主人公 小熊の愛車は50㏄のビジネスバイクカブです。乗り続けてるうちにエンジンがヘタって(消耗)しまいオーバーサイズのピストンを入れて修理したので50㏄以上の排気量。黄色ナンバーに登録し直しています。
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%96#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Honda_Super_Cub110pro_(JA07)_in_Fuke_Port02.JPG
リトルカブ(1997年~2017年)
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%96#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:LittleCub.jpg
排気量は、50㏄のみ。ホイールが17インチから14インチとなって取り回し安い小型がされています。ホンダ・シャリィの後継モデルとして開発されました。漫画「カブ」では、椎の愛車です。小柄な椎には、リトルカブが取り回しし易くてジャストサイズでしょうね。
ハンターカブ クロスカブ(CT110・CT125)
どちらもオフロードユースのカブです.似ているようで性格が大きく違うバイクです。ハンターカブの由来は、ハンターが猟に行けるように散弾銃を入れられる銃ケースのOPがあったとか、、。
現行ビジネスカブ スーパーカブ
排気量は、原付の50㏄と原付2種の110㏄そして最大排気量の125㏄の3つあります。
スーパーカブ C125(新車価格 45万1000円)
空冷4ストロークOHC単気筒エンジンは、9.8PSで、燃費は驚異の70km/L。最新のカブは、普通のバイクと同じテレスコピック式で驚きのABS付です。OPの後席を付ければタンデム走行も出来ちゃいます。
スーパーカブ110(2009年登場 新車価格 30万2500円)
惜しまれつつ生産終了となった90㏄モデルの後継モデルが現行スーパーカブ110です。排ガス規制をクリアするために排気量を大きくしました。フロントは125と同様にディスクブレーキと前後キャストホイールが奢られお洒落になっています。ボデイカラーは5色。ABSも付いています。エンジンは、110㏄で最高出力は5.9PSで燃費は68km/Lです。万が一の時でもエンジンが始動できるキックが付いています。
スーパーカブ50(新車価格 24万7500円)
50㏄の排気量ながら燃費は驚異の105km/Lです。スーパーカブ50のホイールは残念ながらキャストホイールではありません。昔ながらの味わい深いスポークホイールです。フロントブレーキもドラムブレーキ。制限速度内ならばこれで十分でしょうね。
スポーツカブC110(1960年 昭和35年登場 )
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Honda_Sports_Cub_C110.jpg
スーパーカブのスポーツモデル! ホンダ初の原付スポーツバイクです。フロントサスはボトムリンク式でカブのアイデンティティのプレスバックボーンフレームやチェーンケースまで付いています。ミッションはモデル後期にスポーティな4速マニュアルミッションに改められました。タンクがあるのでニーグリップ出来ます。発売されたころは一世を風靡したトーハツランペットがライバルでした。中古車価格は40~60万円なので、手に入れやすい価格になっています。ドリームC72など神社仏閣スタイルと呼ばれるスポーツモデルの礎となった名車です。
クロスカブ
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BBCT110#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Honda_TRAIL110_CT110_Hunter_Cub.jpg
質実剛健なスーパーカブをベースに、ビジネスだけでなくパーソナルでの趣味性に特化したのがクロスカブです。スパーカブとの大きな違いはレッグシールドがないことでしょう。
フレームは、スーパーカブと供用ながらスチール製フェンダーと大型アップハンドルそして独立した丸型ヘッドライトとなっています。オフロードの仕様に耐えられるようにステップは可倒式が採用されています。
オーストラリアには、郵政モデルのレッグシールド付きクロスカブが輸出されています。
ハンターカブ(CT110 1981~2012年、2020年~)
※画像引用 https://global.honda/content/dam/site/global-jp/news-new/cq_img/2022-new/10/2221007-ct125_02.jpg
ブロックタイヤ・スキッドプレート・大型リヤキャリア・アップマフラー・テレスコピックサスペンションなどを装備するレジャーバイクとして1981年に登場しました。80年代にホンダが提唱したトレッキングバイクの末弟です。TL125イーハトーブとシルクロード(CB250RSがベース)ハンターカブはカブベースのオフロードバイクと思えばいいでしょうね。
クロスカブとハンターカブの違いは?
シート高
両モデルのシート高の差は16mm。実際に乗車するとそれ以上違うのではないかと感じてしまいます。ハンターカブは、車体幅があって重量感を感じてしまいます。一方のクロスカブは軽快で取り回しも良好です。
フロント周りの造りが違う
両モデルともに一般的なバイクと同じテレスコピック式だが、作りがそれぞれ違っています。ハンターカブは、一般のバイクと同じ作り。クロスカブはステムの上からは一本のパイプになっています。剛性はハンターカブが勝っています。
リアホイール周り
クロスカブのリヤホイールはキャストホイールです。ハンターカブはスポークホイール。キャストホイールのクロスカブは、チューブレスタイヤなので万一のパンク修理も簡単になっています。リヤブレーキは、クロスカブはドラムブレーキ。ハンターカブのリアブレーキはストッピングに優れるディスクブレーキ。クロスカブにはフルカバーされたチェーンカバー。ハンターカブは一般的な上の方にカバーが付いているオープンタイプ。フルカバーのチェーンカバーはオイルの飛散が防げますがメンテナンスがやりずらいです。オープンタイプは、チェーンの伸びなど調節しやすく掃除も楽ちんです。
搭載エンジンと車重
ハンターカブは、125㏄。クロスカブは、110㏄。排気量が大きいエンジンの方がパワーがあるのは当たり前のことです。ハンターカブは、大排気量を生かした走りで加速します。クロスカブは、ハンターカブよりも13kg 軽量なことから両モデルは甲乙つけがたい走りを堪能できます。
どちらがお勧め?
ハンターカブとクロスカブどちらも気に入ったモデルを購入するのがよいのです。あえて言うならば、ハンターカブはカブに乗ったことのない大型・中型バイクからの乗る方にお勧めです。クロスカブは、原付バイクやカブからの乗り換えならクロスカブがお勧めです。
クロスカブはカブらしい親しみやすさと日常使いしやすいスペックです。価格は34万1000円です。
ハンターカブは、すべてにおいてクロスカブを上回るスペックと装備を備えています。いわばハンターカブの上級モデルと言えるでしょう。価格は44万円とクロスカブの10万円高になっています。まぁ、ハンターカブならモンキーやダックスなどの125㏄モデルと同じエンジンなのでライバルとも遜色ない走りが期待できるでしょうね。
ホンダではレンタルバイクとしてクロスカブ、ハンターカブのどちらもHonda GOでレンタル出来ます。迷いに迷ったらレンタルして乗り比べてみれば答えは出てくるでしょう。
もっともお勧めのカブは?
スーパーカブ50(価格24万7500円 )
ズバリ!お勧めのカブはスーパーカブ50(50㏄)です。2025年から原付バイクの排ガスがさらに厳しくなることから50㏄の原付バイクは2025年春で消滅してしまいます。そのため125㏄バイクをデチェーン(出力制限)して販売することになります。一時は、原付免許で「125㏄乗れる!」と期待されましたが、バイクファンとしてはガッカリな状況でとても喜べません。
原付カブの良いところは、類まれなる燃費性能でしょう。さらに、原付カブが欲しくても2025年春以降からは中古車でしか手に入れられません。ひょっとしたら原付バイクやスクーターの中古車価格が高騰するかもしれません。
スーパーカブ110(車両価格 30万2500円)
価格と走行性能を考えるとコスパ抜群なスーパーカブ110です。110ccの排気量のエンジンはトルクフルで軽快な走り蛾との締めます。ボディカラーも5色あることから、シリーズで一番の人気があるのが伺えるでしょう。スーパーカブ110は、90㏄のカブの後継モデルです。90㏄カブも排ガス規制をクリアできないことから排気量アップされ110㏄となったのでした。2025年からの新たに登場する原付バイクはひょっとしたらスーパーカブ110のデチューン版かもしれません。
今回は、ホンダカブシリーズって何種類あるの?おすすめは?を紹介しました。