バイクのチェーン清掃(メンテナンス)方法まとめ
2020/01/22
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貴方の愛車のバイク。ピカピカにしていますか?タンクばかり擦り切れる
ほど磨いていませんか?まぁ、初心者のうちは何処をメンテナンスすれば
よいのか分からないものですが長くバイクに接していれば分かるように
なってきます。
いくら綺麗なバイクでもチェーンが泥まみれや油切れなんてみっともない
ものですね。
チェーンの清掃
①道具を用意
チェーンの清掃は、走行500kmごとか雨天走行後に行のがベストです。
同時にチェーンの張り具合も確認して必要なら調整をしておくのがよい
でしょう。まぁ、忙しい方は、簡単にチェーンの汚れをウエスで拭きと
って注油するだけでもかなり違うものです。
(チェーンの調整は、後で説明します。)
それでは道具を用意しましょう。ウェス(汚取り利用の布)か使い古しの
タオルやTシャツを切って使ってもOK。他に必要なのは、チェーンオイル、
チェーンクリーナーとブラシそして段ボールか新聞紙。
チェーンクリーナーは、チェーンに着いた泥や油とかの汚れ落としに使用
します。バイクショップで1000円前後で売られています。ブラシがおまけに
付いていてお得になっているチェーンクリナーもあります。
ブラシは、チェーンの清掃用にコの字型になったものを使用。安いもは300円
程度からあり、高いものは3000円するのも有りまさにピンキリ状態。消耗品なの
で安いもので十分でしょう。使い古しの歯ブラシは、クリーナーの油分ですぐに
使えなくなってしまいます。最低でも工具などの清掃に使う平らなブラシは必要
でしょう。
ダンボールは、チェーンクリーナーがタイヤに着かないようにカバーするものです。
代わりに新聞紙でもいいかもしれません。
清掃が終わった後に、チェーンオイルを射します。価格は、1200~2000円くらいです。
スプレータイプでシューっとやるやつですね。
②チェーンの清掃の仕方
それでは道具がそろったところでチェーンの汚れ落としをしましょう。チェーンの
汚れがそれほどひどくなければ、走行後すぐにチェーンの汚れをウエスなどでふき
取りチェーンオイルを軽く吹きかけ、また拭きましょう。チェーンがひどく汚れて
いない限り通常はこれでOKです。
次は、雨天走行やオフロード走行でドロドロに汚れた場合。まず、チェーンを水洗い。
次にチェーンクリーナーを吹きかけふき取ります。ウエスやブラシで汚れをよく取り
ましょう。水分はチェーンの錆になるのでよくふき取って乾燥させることが大事ですね。
仕上げは、チェーンオイルを吹いて余分なオイル拭き取ってチェーン清掃は完了。
チェーンの調整
チェーンの清掃をする前に、チェーンのたるみをチェックして調整が必要なら調整しなく
てはいけません。チェーンの調整はちょっと面倒ですが慣れてしまえば、それほど難しく
なく短時間で済むようになります。
バイクのチェーンがたるんでくるとチェーンからジャラジャラと異音がしてきます。
そうなってくると加速時やエンジンブレーキを掛けたときの衝撃が大きくなってきます。
そのまま放っておくとスプロケットの消耗がはやくなるので早めに調整したほうがいい
ですね。
チェーンがたるんだまま放置しておくと、さらにチェーンがのびてしまい最悪
チェーンが外れてしまったり外れたチェーンが後輪に絡んでロックしてしまう
ことになります。もし、走行中なら大事故になってしまう危険性が大きいので
非常に危険です。後輪にチェーンが絡んでしまうと人力では解けなくなってし
まい、自分で修理することが出来ずバイクショップに持ち込んで修理すること
に、、。後輪がロックしていることから押して歩くことも出来ず、バイクを運ぶ
積載車両を手配することになり大出費になってしまいます。
最悪の場合、チェーンの調整が出来るぐらいの積載工具ぐらいは常に積んで
走っておくべきでしょう。また、それほど大がかりな工具も必要なく車両搭載の
工具で調整出来るように出来ています。
新車購入時は、チェーンは結構伸びるようです。最初のメンテナンスは購入した
バイクショップでサービスでやって貰えることが多いのでエンジンオイルの交換
と一緒にやって貰うようにしましょう。
チェーンの張りの目安は、オンロード2~3cmでオフロードバイクなら2~4cmです。
チェーンの張を確かめるにはチェーンを掴んで上下に動かしてみての張り方。
およそ10kgの力で上下に動かすと専門書に書いてありますので、力強く上下に
動かして確かめて下さい。バイクは、サイドスタンドでなくセンタースタンドで
立てて行うようにしましょう。
最近のバイクでは、センタースタンドのないバイクも多いのかもしれません。
バイクのメンテナンスを行うには、センタースタンドがあったほうが便利ですね。
バイクが真っ直ぐ立てばよいので、2500円くらいからあるローラースタンドでも
いいかもしれません。また、もう少し高くなりますがレースで使うようなレーシング
スタンドも色々販売されています。
チェーンの調整に使用する工具は、チェーンアジャスターロックナットを緩める
必要な工具はボックスレンチやメガネレンチになるでしょう。モンキーなどは、
大きさを自在に変えられるので便利なのですが空回りしてナットがなめてしまう
(角が丸くなる)と大変なことになるので使用してはいけません。
固く締まって回らないときはクレ556などの潤滑剤を吹き付けたり、柄の部分を
延長する単管などを継ぎ足して回したりしましょう。
チェーンアジャスターロックナットの緩み止めに入っている割ピンを抜くペンチ。
割ピンの再使用はあまりよろしくないので用意しておきましょう。最後にチェーン
アジャスターロックナット調整用にスパナが入ります。
調整の手順は、バイクをセンタースタンドなど使って真っ直ぐたてて、チェーン
アジャスターロックナットの割ピンを抜きます。次に、左右のチェーンアジャス
ターロックナットを緩めます。そして左右の、チェーンアジャスターロックナット
を調整します。左右に同じくメモリが刻まれているので左右同じになるように合わ
せます。チェーンの張を見ながら左右少しずつ動かしていって下さい。
チェーンは、消耗品なので走行距離が多くなって来たり調整する頻度が多くなって
きたら交換時期になります。交換時期は、10000~20000kmですが、こまめに調整や
清掃を行っていれば20000kmまでは無交換でOKです。走行距離も10000kmを超えると
チェーンも伸びやすくなってきて調整する頻度も多くなってきます。そして20000kmも
超えて来たいくらいでそろそろチェーンの交換時期に来ています。
チェーンを交換するならば、合わせて前後のスプロッケトも歯がかなり減ってきているの
で交換をお勧めします。部品代はそれほどしないので、是非とも交換しておきたい部品で
すね。
あ!言い忘れましたがチェーン調整や清掃時にはくれぐれもエンジンは停止状態で行いま
しょう。エンジンが掛かったままですと思わぬ事故が発生するかもしれません。
バイクチェーンの清掃とメンテナンスをやって楽しいバイクライフを過ごして下さいね。