普通二輪免許で乗れる400ccまでの輸入バイク紹介～お勧め３選

2022/09/30 2022/10/04

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現在、普通二輪免許と呼ばれていている排気量400ccまで運転できる免許は、以前は中型限定二輪免許と呼ばれていました。1980年代のバイクブームの頃、教習所で取れた免許は中型限定二輪免許で、所謂ナナハンンの免許は限定解除の試験を受けに行かなくてはいけませんでした。1995年からは教習所でも、大型自動2輪が取れるようになり、国内の750cc規制も撤廃されました。

中型バイクは、排気量400ccまで。ナナハンよりは一回り小さいながら排気量は400ccなので250ccにはないビックトルクで圧倒的な加速感を楽しめます。しかし、あれほど人気があった中型バイクの400ccクラスも容易に教習所で大型バイク免許が取れることから人気が無くなったためか国内メーカーのラインアップは減少の一途をたどっています。スズキにいたっては、スクーター1台のみのラインアップで寂しい限りです。

中型免許を持っていて、またバイクに乗ろうかとしている返り咲きライダーを目指す人にとって国産メーカーのラインアップの減少は由々しき事態です。そこで輸入バイクまで選択肢を広げれば色々なバイクを購入することが可能になります。また、輸入バイクには国産車にはない魅力的な個性があります。今回は、普通自動二輪免許で運転できる400ccまでのバイクを紹介します。

1 べネリ（イタリア）　インペリアーレ400
2 ドゥカティ（イタリア）スクランブラーSixty2
3 BMW（ドイツ）　C400GT

べネリ（イタリア）　インペリアーレ400

※画像引用　　https://www.plotonline.com/benellimotorcycle/lineup_imperiale400.html

イタリアの老舗バイクメーカー べネリの創業は1911年。1920年代には、レースで大活躍。1988年、販売不振からモト・グッツィとの合併しべネリブランドは消滅してしまいます。1995年にはべネリブランドを復活させスーパーバイク世界選手権にトルネード900で参戦しています。現在は、中国のバイクメーカー銭江グループの傘下です。

インペリアーレ400。374cc空冷4ストOHC2バルブ単気筒エンジンを搭載。最高出力は15.5ｋW（21PS）/29N/m（2.95kgf・m）。ミッションは5速リターンです。燃費は、32.3ｋｍ/L 。燃料タンクは、12Lと小さいが問題ないでしょう。

1950年代の往年の英国車を思い起こさせる佇まい。スプリング付きのシートとタンデム用の別体となったシート、ワイヤーホイールに前後フェンダーはスチール、直立した空冷エンジンにキャプトンマフラー、ヘッドライトてゃハロゲンで、ウインカーは電球式で往年のバイクを感じさせる哀愁あふれるモデルだ。

前後ディスクブレーキを備え、メーターは一部デジタルを使用した現代的なモノ、ホワイトの文字盤が高級感を醸し出しています。車重は205kgながら運転しやすく車重を感じるのはセンタースタンドを使用するときだけでしょう。イタ車なのに中国で製造されています。価格は59万9500円（消費税込み）。

ドゥカティ（イタリア）スクランブラーSixty2

※画像引用　　https://instagrammernews.com/detail/2779994951652898373

1880年頃に創業したドゥカティ。創業初期頃は無線機の部品を生産する電気関連会社でした。第2次世界大戦後、原動機付き自転車クッチョロのエンジンをOMEで生産、その後本格的に二輪生産を開始します。Lツインが登場するまで単気筒と二気筒がエンジンの主力でした。1970年に、Lツインの元祖750GTを発表し、現在に至ります。

Sixty2は、62のこと。ドゥカティがスクランブラーを対米輸出を開始した1962年にちなんで命名されました。搭載エンジンは、400ccで最高出力は40hp/8,750rpm。足回りは、ショーワ製41mm正立タイプ。リヤサスは、モノショックでプリロード調整式のカヤバ製。ブレーキも同じブレンボ製が奢られABSが標準装備されています。

スクランブラー（800cc）をキープコンセプトに開発されたSixty2。排気量は、半分ながらLツインのドコドコ感は、マイルドになりながらも味わえます。単眼メーターは、スピードメーターとタコメーターそしてギヤポジションなどのインジケーターが備わるマルチメーターです。

残念なことにSixty2は、生産終了になりドゥカティのラインアップから消えてしまいました。Sixty2を手に入れるには中古車でしか購入できません。中古車価格は、約90～120万円になっています。

BMW（ドイツ）　C400GT

※画像引用　　https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/urban_mobility/c400gt.html

第一次世界大戦後から、オートバイの生産を開始したBMW。空冷ボクサーツインのR32がヒット。BMWと言えば水平対向エンジンが、代名詞になっています。

水平対向エンジンが有名なBMWですが、単気筒エンジンも生産しています。BMWが手掛けたスポーツスクーターC400GTを紹介します。スクーターと言えども駆け抜ける喜びを追求するBMW。もちろん、国産スクーターにはない大迫力の疾走感に酔いしれることは間違いないでしょう。

より最適化されたASCは、滑りやすい路面でも、繊細なレスポンスとより高いグリップ力を生み出します。防護性能の高いウインドシールドはロングツーリングで、重宝しますね。元気な単気筒エンジン（25 kW (34 hp)）は、リラックスした通勤や郊外へのツーリングまで楽しめるマルチエンジンです。フルLEDヘッドライトは、印象的なフロントマスクを演出します。収納スペースのUSB充電ソケットを備え、とても便利です。キーレスライドによって、ライダーはバイクにまたがるだけですぐに走り出すことができます。価格は105万9000円です。

C400GTなら、国産スクーターにはないステータスがきっとあるはずでしょう。価格は、92万7000円です。

国産メーカーの中型バイクのラインアップが減少していても輸入バイクを加えることによって選択の幅が増えることは嬉しいですね。