バイク番組紹介その3 ~ あの頃の中型・青春名車録〈試乗インプレ編〉[2009]
2022/07/19
バイクの売却・査定ならバイオクにお任せ下さい!
あなたのバイクを高く売るならバイク専門オークション代行のバイオク
※画像引用 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08SK9MVYT/ref=atv_wl_hom_c_unkc_1_32
1975年のバイク免許の改正により誕生した中型限定2輪免許。それ以前は、無制限でナナハン(750cc)も自由に乗れたのに法規制されてしまいます。「もう少し、早く生まれていたなら限定免許でなく大手を振ってナナハンに乗れたの、、」と、随分悔しい思いをした人は多かったことでしょう。
70年代後半から400ccまで中型免許で乗れるバイクの人気が高まったのは必然的な流れであったでしょう。80年代に入り一大バイクブームが到来しますが、その前の70年代後半から80年代前半は、まさの中型黎明期と言えます。
バイクの紹介と試乗を紹介する丸山浩は、筆者とも年齢が近く、当時を知るものにとって思わず頷いてしまうところも多くありました。バイクブームをリアルタイムで体験した昔のバイク小僧なら感涙必至のビデオでしょう。
目次
カワサキ Z400FX(1979年 43PS)
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%BBZ400FX
憧れのナナハン。ホンダやカワサキのナナハンは、4気筒エンジンに4本マフラーと実にカッコよかったのです。憧れのナナハンに倣って4気筒エンジンを搭載したのがカワサキのZ400FX。実は、ホンダCB400FOURが、400cc初の4気筒エンジン搭載車だったのですがなぜか不人気モデルで販売終了。その後、400ccには4気筒モデルが不在でした。
ホンダ CB400TホークⅡ(1978年 40ps)CB400NホークⅢ(1978年)
※葉増引用 画像はホークⅢ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AF#CB400T_HAWK-II
ヨンフォーの後継モデルが、薬缶タンクのホークⅡ。その後、CB750Fを意識したホークⅢの400cc2気筒エンジン搭載モデルです。先に出したヨンフォーの失敗から2気筒モデルになりました。教習所で、中型限定免許の教習車に多く採用されていましたね。私もホークⅢで教習した懐かしのバイクです。エンジンスターターボタンは使うなと言われキックでエンジンを掛けていました。
ヤマハ RZ250(1980年 35PS) RZ350(1981年 45PS)
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%BBRZ
排ガス規制強化から2ストエンジンは、もはや終わりと思われていた70年代末に突如登場したRZ250。空冷エンジンのRD250シリーズを水冷化しさらにレーサー譲りのモノクロスサスを装備しレーサーレプリカの先駆けとなりました。翌年、+100ccの余裕を持ったRZ350が登場しナナハンキラーと呼ばれ峠で圧倒的な速さを見せたのです。
スズキ GS400(1976年 37PS )GSX400E(1980年 44PS)
※画像引用 画像は、GS400 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%83%BBGS400E
GT380の後継モデルになる4スト空冷2気筒エンジンのGS400。後継モデルは、角型デザインで大ヒットしました。
ヤマハ XJ400D(1980年 45PS)
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%BBXJ400
ヤマハ 初の400cc4気筒モデル。2気筒エンジンに拘りを持ったヤマハでしたがXJ750をフラッグシップモデルに備え2気筒の呪縛から解放された画期的なモデルです。ライバルには無かった、400cc4気筒エンジン搭載の4本出しマフラーは、まさに威風堂々。
ホンダ CBX400F(1981年 48PS)
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BBCBX400F
ヨンフォー亡き後、ホークⅡ・ホークⅢの2気筒エンジンで良い拘ったホンダだったが、400cc4気筒エンジンが各社から発売されブームとなったことから満を持して登場したのがCBX400Fです。ライバルたちに遅れて登場しましたが、ヨンフォー譲りの独特な排気管の取り回しやホンダ独自のコムスターホイールなど特徴的な装備が目を引きます。
ホンダ CB400FOUR(1974年 37PS)
※画像引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0CB400FOUR
ナナハン(CB750FOUR)、ゴーハン(CB550FOUR)に続き登場したCB350FOUR。ジェントルな雰囲気で大人のテイストを提案したのですが、これが全く販売に響かず販売のテコ入れでモデルチェンジして登場したのCB400FOUR(ヨンフォー)です。
カフェレーサーを意識した4イン1の集合マフラーを装備しキャッチコピーは「おお400 お前は風だ」。
登場した翌年には、排気量408ccだったことから大型免許でないと乗れないことから販売不振に。1976年には、免許制度に合わせた排気量を398ccに変更したモデルを発売したが人気を回復することなく1977年に生産終了してしまいます。
生産終了後に、バイク雑誌で中型免許で乗れる400cc4気筒エンジン搭載モデルとして取り上げられブームとなりヨンフォーの中古車価格は新車価格を上回るほどの人気となったのでした。