キャブ車とインジェクション車の違い、メリット・デメリットは?
2020/01/22
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キャブとかインジェクション?はてなんのことやら分からないでバイクやスクーターに乗っている人も多いかもしれませんね。バイクの基本的な構造は、教習所で習うのでバイクの免許を持っているなら知っているハズ?なのですが、、。まぁ、日々の生活に忙しくて忘れてしまうことも多いかもしれません。
キャブとかインジェクションは、燃料気化装置のこと。2ストでも4ストでも燃料のガソリンを空気と混ぜて(気化)してシリンダー内に吹き込みます。この働きをしているのがキャブとインジェクションです。キャブは、機械式でバイクが誕生してからつい最近までバイクに使われていました。また、インジェクションは電子制御式で今や50ccの原付スクーターから大型バイクまで多くのバイクに使われています。
なぜ、インジェクションばかりになってしまったのか?答えは、排ガス規制の法改正に合わせるには、インジェクションが圧倒的に有利だからが上げられることです。まぁ、キャブは機械式なので細かな調整が難しいのは致し方ないのかも、、。対するインジェクションはコンピューターと合わせて使えば細かな設定が可能になっています。
キャブのメリットとデメリット
キャブのメリットは、簡単な構造なのでメンテナンスしやすいです。故障しても簡単な構造のため修理代が安く済みます。ライダーの好みでセッティング可能です。スロットルを煽れば、キャブ独特の官能的な音が体感できます。
キャブのデメリットは、外気温が低くなるとエンジンが掛かりにくくなります。また、温度の他にも湿度などにも影響されエンジンが不調になることも。雨の日に、調子が悪くなるバイクもあります。
インジェクションのメリットとデメリット
インジェクションのメリットは、エンジン始動が楽ちんでそれは外気温や湿度などの影響はあまりありません。ほぼメンテナンスフリーです。
次にデメリットですが、故障時の修理代はキャブよりも高い!です。キャブと違い自分好みのセッティングは出来ません。バッテリー上がりの押しがけでエンジン始動は出来ません。もはやバイクも車と同じでコンピューター制御されています。
しかし、キャブと違いインジェクションは燃調が狂うことはほとんどありません。インジェクションは、コンピューターや各種センサーそれにバッテリーの不調などからエンジンの始動やエンジン回転数が安定しなく不調な場合はインジェクションの故障でしょう。ただ、故障の原因が、インジェクション本体なのかコンピューターか?または、センサーの不調なのかどこが悪いのか判断するのは素人ではかなり難しいでしょう。インジェクションの故障はキャブが不調になった時に、調整用のネジで微調整すれば治るような簡単なものではありません。
場合によっては、アッセン交換でかなり高額な修理費になるかもしれませんね。
また、インジェクション車はキャブ車のように押しがけでエンジンすることは出来ません。インジェクション車でバッテリーが上がってしまった場合は外のバッテリに―ジャンプしてエンジン始動する以外にエンジンはかけられません。
まだ手に入るキャブ車
モデルチェンジで、キャブからインジェクションに変更されるモデルがほとんどです。最近まで売られていたモデルで比較的容易に購入できるキャブ車を紹介します。
ホンダ・FTR250は2016年まで販売していたフラットトラッカーのオフロードバイク。
同じく2016年まで販売されていたCB223Sは単気筒のオンロード。
ヤマハ・YB125SPとYBR125は、中国からの逆輸入車です。スズキ・GN125は、2006年まで販売されていたアメリカンバイクです。70年代から販売されていたアメリカンバイクのGNシリーズはとても懐かしいですね。